亡くなった方をいつも身近に感じたい、見守っていて欲しいという残された方々の気持ちは、ごく自然なものです。この場合は、分骨をして一部はお墓へ、一部は手元供養にするという方法が考えられます。手元供養とは、骨壷をそのまま保管するのではなく、遺骨の一部をご自宅に安置しておける小さな骨壷や、身につけられる状態にして、身近に置いておくことをいいます。
ただし法律上の手続きを行わないまま勝手に分骨してしまいますと、後々に納骨できない遺骨になってしまいますので納骨時に、分骨する際と同様の手続きとして、「分骨証明書」を取得し、その証明書と共に保管する必要があります。詳しくは、お寺にご相談されることをおすすめします。
樹木葬には永代使用料が含まれることが多いものですが、埋葬期間や実情はさまざまです。
永代にわたって同じ樹木の周囲の区画に埋葬する場合もありますが、例えば、「13回忌まで」は骨壺に入れて埋葬した後に、場所を変えて合同墓などに合祀して遺骨を土に還すこともあるようです。
樹木葬は、お骨を自然に還す「自然葬」の括りに入ります。特に合祀するタイプのものの場合は、「家のお墓」「一族のお墓」と呼べるものではありません。ですから、もしご自身が自然葬を望むという場合には、 ご家族の理解を得た上で、親類縁者や知人のみなさまに、こうした遺言を生前から残しておく事が大切です。
※この投稿は、墓苑に関する一般的な知識の普及を目標にしています。当寺に関するご案内ではございませんので、何卒ご了承下さいますようお願いいたします。
真言宗豊山派 圓勝院 墓苑案内 - 川辺 Copyright(c) 2013.Enshoin Boen Annai .All Rights Reserved.