席上の年長者、故人と親しかった方、僧侶などに献杯の挨拶を行っていただきます。規模や何回忌かによって省略してもよいでしょう。挨拶をお願いする場合は、当日に依頼するのではなく、事前に挨拶を依頼しておきましょう。
また、参加者にご挨拶をお願いしない場合は、施主が献杯の挨拶も兼ねます。
献杯の挨拶者の音頭に合わせ静かに献杯の唱和を行い、杯を軽くささげます。献杯の際、杯を鳴り合わせることはマナーに反するため、注意しましょう。
会食中は故人の思い出話などをしながら、静かに食事をいただきます。
お酒も振る舞われることが一般的ですが、参加者の皆さんもたしなむ程度で、飲みすぎることは多くないようです。
四十九日法要の場合は、会食のお開きが近づいてきたら、主催者がご参列いただいた方々へ引き出物をお渡しします。
最初に僧侶にお渡しして、次に参列者の方にお声を掛けながら膳の脇やテーブルの下に置きましょう。配ることが難しい場合は、あらかじめ席に引き出物を置いておくこともあります。
最後は施主がお礼の言葉を述べ、終了となります。時間は多くても2時間程度を目安にしましょう。
以上が一般的なお斎の流れですが、地方や慣習によって異なります。実際の準備については寺院や霊園とあらかじめ相談すると良いでしょう。特に沢山の人をお招きして行うような法事の場合には、手伝ってもらうことをおすすめします。
※この投稿は、墓苑に関する一般的な知識の普及を目標にしています。当寺に関するご案内ではございませんので、何卒ご了承下さいますようお願いいたします。
一般的には、お墓の権利は譲ったり譲られたりということはできません。
お墓の権利は、墓地を所有する権利ではなく墓地を使用する権利で、勝手に売買することが許可されていないためです。民間、公営を問わず霊園では、墓地の使用規則で「譲渡の禁止」を定めていることがほとんどです。
また、お寺の場合もご相談の上での対応というのが一般的です。
お墓の権利を誰かに譲りたい場合は、遺言等でその方を祭祀継承者と定めておくと、ご本人の死後にお墓を継承してもらうことができます。
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