お墓を建てた後、僧侶の手によって墓または仏壇に魂を入れてもらうことを「開眼法要」もしくは「開眼供養」といいます。新しくお墓を購入した際は必ずこの供養を行うものです。
【納骨法要の流れ(代表的な段取)】
(1)予め、花、燭台、ろうそく、香炉、抹香などの仏具を用意します。詳しくは霊園関係者等に相談しておきます。
(2)一同で墓地に会して、お墓の前で納骨式を行います。
(3)納骨式ではまず業者などに墓の石蓋を開けてもらい、立ち会い人が骨壷を納骨室に納めます。
(4)石蓋を閉じ、卒塔婆がある場合は墓石の後ろに建て、墓前に花や線香、ろうそくを供えます。
(5)僧侶が読経を行います。
(6)参列者全員で順番に焼香して故人の冥福をお祈りします。
※遺族の希望や宗派によって大きく異なる場合もあります。
常楽会(涅槃会)
お釈迦様の入滅された2月15日に行なわれる法会で、涅槃図をかかげて報恩謝徳を尽くすところから「涅槃会」といいます。
常楽会と、4月8日の仏生会花まつり、12月8日の成道会は、お釈迦様の三大法会として重んじられています。
お釈迦様は81歳で涅槃に入られました。涅槃とは、古代インドのニルバーナという言葉に由来し、煩悩の火が消された状態の安らぎ、さとりの境地を意味します。また、生命の火が吹き消されたところから、入滅、死去のこともいいます。
常楽会はお釈迦様の涅槃の情景をわかりやすく説き、その徳をたたえた文章を読誦する「涅槃講式」が法要の中心になっています。2月14日夜半より15日にわたって修する長時間の法会です。通例は涅槃講式を修し、お釈迦様の入滅の様子、荼毘への悲嘆、涅槃の因縁、沙羅双樹の遺跡、法会の趣旨などが、独自の抑揚をつけて唱えられます。
お釈迦様のご命日なので、そのお徳を偲しのび清らかな一日を送りましょう。
※この投稿は、墓苑に関する一般的な知識の普及を目標にしています。当寺に関するご案内ではございませんので、何卒ご了承下さいますようお願いいたします。
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